
- 会話が続かない…
- なんて返事したらいいかわからない…
- どうしたらうまく話せるの??
この記事はこんな悩みを抱えた方へ向けて書きました。
この記事の内容を実践すれば、あなたもきっと日々の会話が弾むようになります。
なぜなら、僕は高校まで人見知りで口下手だったのですが、大学に入ってからこの記事の内容を実践することで、10人以下だった友達を2倍に増やし、さらに女性とお付き合いすることまでできるようになったからです。
この記事では、「会話のキャッチボール」を2つの要素に分け、前半では「相手のことばを受け取る」方法、後半では「相手にことばを投げかける」方法を具体例を交えて解説しています。
この記事を読み終えたあなたは、「会話のキャッチボール」を成り立たせる方法が身に付き、会話するのが楽しみになっていることでしょう。
「会話のキャッチボール」は2つの要素からできている

「会話のキャッチボール」とは、人が会話を投げかけ合っている様子のことを言います。
たとえば、下のようなやり取りです。

こんにちは。今日は暖かいですね。

急に暖かくなりましたよね。コート要らなかったかも…。

わかります。この先しばらく暖かいって天気予報で言ってました。

そうなんですか!? 週末衣替えしなくちゃ…!
「キャッチボール」は2つの動作からできている
野球におけるキャッチボールを想像してみてください。
野球のキャッチボールには、
- 「ボールをキャッチする」
- 「ボールを投げる」
の2つの動作があります。
会話のキャッチボールも同じです。
- 「相手のことばを受け取る」
- 「相手にことばを投げかける」
の2つの動作を繰り返し行うことが、「会話のキャッチボール」なのです。

上の具体例でも、会話が必ず2つの文からできていますね!
会話のキャッチボールのメリットとその理由
会話のキャッチボールができると、互いに仲良くなることができます。
なぜなら、お互いの情報を出し合うことで、相手がどんな人なのかを知ることができるからです。
会話のキャッチボールをしていると、どんな趣味なのか、好きな食べ物は何なのか、どんな考え方をしているのか、休日はどんな過ごし方をしているのか……といったことを知ることができます。
「ミステリアスな人が好き!」という人もたまにいますが、これは少数派です。
多くの人は、よく知らない人のことは「好きでも嫌いでもない」と考えます。
だからこそ、会話のキャッチボールを通して自分のことを話すことは、相手に自分のことを好きになってもらうための第一歩になるのです。

共通の趣味などが見つかれば、会話が弾むのでより仲良くなりやすいですよね!
会話のキャッチボールができていない人の特徴
会話のキャッチボールができていない人は、上の「2つの要素」ができていません。
たとえば、
- 話しかけても反応が薄い
- 何を言っても「へ~」しか言わない
- 話が全然膨らまない
という特徴があります。

「当てはまるかも…」と思った人も大丈夫!
次に紹介する方法を試せば克服できます!
会話のキャッチボールの方法
上で見たように、「会話のキャッチボール」は
- 「相手のことばを受け取る」
- 「相手にことばを投げかける」
の2つの要素からできています。
1つずつやり方を解説します。
その1 相槌やオウム返しをしよう
まずは1つ目「相手の言葉を受け取る」のやり方です。
これらは「相槌」や「オウム返し」によってできています。
記事の最初に見た会話の例を振り返ってみましょう。

こんにちは。今日は暖かいですね。

急に暖かくなりましたよね。コート要らなかったかも…。

わかります。この先しばらく暖かいって天気予報で言ってました。

そうなんですか!? 週末衣替えしなくちゃ…!
赤い文字で示したところが、「相手の言葉を受け取る」の部分です。
「わかります」や「そうなんですか⁉」は「相槌」、「暖かくなりましたよね」は「オウム返し」の実例です。
ひとつずつやり方を見ていきます。
相槌のレパートリーを増やそう!
「相槌」とは、相手の会話に合わせて「へえ~」や「そうなんだ」といった簡単な語句を返すことです。
相槌(あいづち、aizuchi)とは、会話中にしばしば挿入される間投詞のこと。語源は鍛冶で主導的な鍛冶職と金敷をはさんで向かい側に位置し、ハンマー (槌) を振るう助手 (向かい槌とも) を指す言葉から。聞き手が話者に関心を持ち、理解していることを示す。
Wikipedia「相槌」より
相槌のレパートリーを増やせば、それだけで「相手の言葉を受け取る」はバッチリです。
たとえば次のような相槌があります。
- 「へえ~」「あぁ~」「なるほど」(納得)
- 「おお~」「え~」(驚き)
- 「すごい」「すごいですね」(驚き)
- 「そうなんだ」「そうなんですね」(驚き)
- 「わかる~」「わかります」「ですよね~」(同意)
同じ相槌がかぶらないように、これらを順繰りに使うだけでも、同じ返事を繰り返すよりずっと話が盛り上がります!
ただし、「驚き」や「納得」といった、気持ちを言葉に乗せることを忘れないようにしましょう。

気持ちがこもっていれば、
「へえ~」と「あぁ~」の2つを交互に使うだけでも効果ありです!
慣れてきたら、組み合わせをするとさらにレパートリーを増やせます!
- 「あ~わかる~」
- 「へ~そうなんだ」
- 「すごい!知らなかった~」
「オウム返し」を身につけよう!
会話で使える「オウム返し」とは、相手の話に登場したキーワードで返事をするテクニックです。
たとえば、次のような感じです。

今日は暖かいですね。

暖かいですよね~

この前新しい車買ったんだよ!

すごい!車ですか!

昨日自転車で転んでさ~

え、転んじゃったんですか?
赤い文字で示した部分がキーワードです。
相手の話のキーワードに「ですか!?」や「ですよね」をつけるだけでできます。
相槌しかしない場合よりも、「あなたの話を聞いていますよ」ということをしっかりと伝えることができます。
とくに、相手が話題を振ってきたときに使うのがオススメです。

上の例のように、相槌と組み合わせて使うとさらに良いですね!
その2 相手に情報・質問を投げかけよう!
「相手のことばを受け取る」ができたら、次は「相手にことばを投げかける」です。
相手に投げかけることばは大きく次の2つに分けられます。
- 自分の知っている情報
- 相手への質問
ひとつずつ解説していきます。
話題に関係する情報を1つ出そう!
会話では、話題に関係する情報を出しましょう。
情報を出すことができるようになると、受け身だけの会話を卒業することができます!
下に具体例を用意しました。
- 天気の話題なら、気候や季節に関係する話題
- 花粉症がつらい
- 梅雨で洗濯物がたまる
- 服装の調節が難しい
- 暑くて熱中症になりそう
- スキーに行きたい
- 新しいコートを買った
- もうすぐ○○の時期ですね などなど…
- 地域に関する話題なら、旅行や出身、文化、特産品に関する話題
- 去年○○に旅行で行った
- ○○さんもそこの出身らしいですよ
- ○○祭りが有名ですよね
- ○○の××って美味しいですよね などなど…
- 趣味に関する話題なら、最近人気のものや自分の趣味についての話題
- 今○○が話題ですよね
- 自分も○○好きなんですよ
- 自分はこの前趣味で○○に行ってきました
- (自分は興味のない趣味の話題のとき)自分はもっぱらインドア/アウトドア派で、休日は○○してばかりです などなど…
はじめは上の具体例のような簡単な話題から、自分に関係がありそうな話題、実際に興味がある話題をピックアップして自分のなかに用意しておきましょう。
さらに、具体例の○○に入る言葉を普段の生活から仕入れておいて、関係する話題のときに出せるように準備しておくとスムーズです。
なお、ひとつ気を付けておきたいことがあります。
自分の好きな話題や気になっている話題だとついたくさん話したくなってしまいますが、一度に話す情報は1テーマにとどめましょう。
一人で話しすぎてしまうと、それは「キャッチボール」ではなくなってしまいます。

筆者は昔、好きな話題になるとついつい話し過ぎてしまうことが多かったです…
少し話し過ぎてしまったときや、関係する情報が思い浮かばないときは、次に紹介する質問を考えてみましょう!
相手に「YES/NOでは答えられない」質問を投げかけよう!
相手に質問をすることは、会話を深めるうえでとても有効です!
なぜなら、相手がスムーズに自分の話をできるから、そして「この人は自分の話に興味をもってくれている」と感じさせることができるからです。
ただ、初心者がしてしまいがちなミスとして、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしてしまう、ということがあります。
なぜこれがまずいのかというと、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしてしまうと、相手は「はい」か「いいえ」と答えるしかなく、話を膨らませる手がかりがなくなってしまうからです。
「はい」か「いいえ」では答えられない質問を考えるキーワードは、「5W1H」です。
5W1Hとは、
- What:なに
- Who:誰
- When:いつ
- Where:どこ
- Why:なぜ
- How:どうやって
の6つの英単語の頭文字を取ったものです。
それでは、これをヒントにどのような質問ができるのでしょうか?
具体例を見ていきましょう。
What:なに

最近レストランのテイクアウトをよく使ってるんですよ~

どんなものを食べてるんですか?
Who:誰

この前ディズニー行ったんですよ!

いいですね!誰と行ったんですか?
When:いつ

よく週末にフットサルしてるんです!

へえ~、いつからやってるんですか?
Where:どこ

趣味でたまに釣りをしてます。

釣りですか!どこに行くんですか?
Why:なぜ

最近Amazonプライムに入って~

おお、どうしてプライムにしたんですか?
How:どうやって

この前、家で自家製チャーシュー作ったんだよ!

すごいですね!どうやって作るんですか?
赤い文字で示した箇所が、それぞれ5W1Hに対応しています。
相手が話題を振ってきたときには、この5W1Hを思い出して、6つの中から面白そうなものを選んで聞いてみましょう!

ちょっと考えたらわかるようなことを聞いてしまうと、
(たとえば、「ダイエットしている」という話に「なんで?」と聞くなど)
「この人ちゃんと話聞いてるのかな?」と嫌な気持ちにしてしまうかもしれないので、注意したいですね…!
(筆者はたまにやらかします)
相手にことばを投げかけるときの注意点
相手にことばを投げかけるときには、1つ注意しなくてはならないことがあります。
それは、「どちらか一方のみを続けてしまう」ことです。
「情報を出す」「質問をする」のどちらかだけをし続けるのは、あまり良くありません。
なぜなら、
- 情報を出すだけだと、話題にまとまりが無くなってしまったり、話題が自分のことだけになってしまったりする
- 質問をするだけだと、相手はずっと自分の情報を出し続けなくてはならず大変になる
からです。

どちらかを2~3回したら、もう一方に切り替えるのが目安だと思います!
まとめ
上記で紹介した「会話のキャッチボール」の方法を実践していただけば、会話が続かなかったり、単調になってしまったりすることがなくなり、スムーズな会話ができるようになります。
最後に、もう一度内容を振り返ってみましょう。
「会話のキャッチボール」は
- 「相手のことばを受け取る」
- 「相手にことばを投げかける」
の2つからできています。
「相手のことばを受け取る」を行うには、
- 「あぁ~」「すごい」「そうなんだ」などの相槌
- 相手の話のキーワードに「ですか⁉」をつける「オウム返し」
の2種類の方法が有効です。
また、「相手にことばを投げかける」を行うときは、
- 相手の話題に関係する情報を1つ出す
- 「はい」「いいえ」では答えられない質問をする
の2つをバランスよく行うことが重要です。
いきなり全部をやるのは難しいと思いますので、最初は相槌のレパートリーを増やすところから始めるとよいですよ。
相槌がほぼ無意識にできるようになったら、少しずつ「オウム返し」や質問などにも挑戦するのがオススメです!

話す情報も質問も思い浮かばないときは、とりあえず相槌とオウム返しだけしておけば相手が何か話してくれるかもしれません。
要は黙らないことが大事です!
紹介した方法をほとんど考えずにできるようになれば、会話が止まることで気まずい空気にならないだけでなく、会話がリズム良く進み、相手も自分も楽しく会話することができます。
そんな風に会話しているうちに、きっとあなたも、会話の相手とお互いに仲良くなれるでしょう。
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